エルビス・プレスリー - 男の肖像

男の肖像身体美学講座 Fhysical Aesthetics

エルビス・プレスリー

斜め横顔 熱唱する全身像

2012年5月16日

ロックの草創期を飾ったスーパースター。
登場した頃最大級のスター歌手はフランク・シナトラ。
シナトラはエルビスの爆発的人気に脅威を感じた。
危機感故かエルビスを認めず、ボロクソにけなした。

だがエルビスは大御所の中傷など問題にせず世界的スターになる。
ロックをメジャーにし、ロックの王者として君臨。
だが彼の輝きも長くは続かなかった。
ロックが発展拡大するほどに彼の栄光は頭打ちとなる。

眼中になかった英国から自分以上に革命的なスターが登場。
ロックバンドのビートルズだ。
土俵が同じだけにシナトラ以上に脅威を感じたことだろう。
シナトラ同様、彼もまたビートルズをボロクソにけなした。
一方シナトラは逆にビートルズを称賛した。
敵の敵は味方ということか?。

ビートルズ以降、ロックの主流はバンド形態になる。
バンドではボーカルが主役とは限らない。
電気楽器によるサウンドが同等、時にはそれ以上になる。
特にギタリストはボーカル以上に花形の観がある。

エルビスのスタイルは早々に古くなってしまった。
ジョン・レノンにとってエルビスはロックに目覚めるきっかけ。
なれど目標として目指す対象にはならなかった。

ビートルズはレコード会社の企画でエルビスと一度会談している。
エルビスの自宅を訪問する形だったが、それが最初で最後。
やはり水と油?、親交が生まれることはなかった。
ビートルズはエルビスを無視するように飛び越えていった。

しかしビートルズも活動期間は長く続かなかった。
デビューから約8年ほどで解散してしまう。
だが名声は世界最大級、神話となって生き続けることになる。

ロックの王者は誰か?。
エルビスは一度頂点に立っただけに、過去の栄光が呪縛となる。
新興のロックスターたちの隆盛の中で、自分の居場所を見失う。
健康を維持できずに42才の若さで波乱の人生を閉じる。
結果的にロックの王者というよりは先駆者。
可能性を実証し、世界に知らしめたことが最大の功績だと言える。