ブルース・リー - 男の肖像

男の肖像身体美学講座 Fhysical Aesthetics

ブルース・リー

斜め横顔、哀愁漂う表情

2011年5月25日

東洋の世界的アクションスター。
鮮烈な煌めきを一瞬放って夭折した彗星のごときスター人生だった。
その点でジェームス・ディーンと似た人生。
上の画像の哀愁の表情にも似た個性を感じる。

だがディーンのように芸術的名作を残した訳ではない。
世界的ヒット作は唯一のハリウッド映画「燃えよドラゴン」のみ。
その一作だけで伝説のスターとなった。
しかも同作は基本的にB級作品。名画とは認知されていない。

ではなぜ世界的スターになりえたのか。
荒唐無稽な活劇の中にも見事な美が表現されていたからだ。
彼のアクションはダンサーのような美に満ちていた。
舞踊に等しく動きに緻密な計算が働いていた。

アクション同様に男性美も体現されていた。
東洋人(白人の血も25%)ながら鍛えられた肉体美と精悍な表情で。
男性美のイメージは多くの男性ファンに刷り込まれた。

それは文化の一部になって今日に伝わる。
例えば劇画「北斗の拳」のケンシロウはブルースそのもの。
精悍さの中に哀愁を漂わす男の顔。ブルースがのり移っている。

下の画像は戦闘体勢のかまえ。
精悍でダンサーのように華麗で美しい。
動作に緻密な計算がされている。

ダンサーの決めポーズのような戦いのかまえの画像が多く残る。
彼のセンス、美意識の高さが如実に見てとれる。
彼のアクションスターとしての非凡さはまさにそこにある。
アクションを通して美を表現した。

そんな彼も最初のハリウッド挑戦では挫折している。
人種の壁を超えられなかった。
「燃えよ〜」は最初で最後のチャンスだった。

半裸で構える こん棒で構える